

今週はかなり、いや今までで最も辛かったスケジュールでした・・・。
特に水曜日。朝9時に家を出て・・・
朝10時:オケのドレスリハーサル(いわゆる本番みたいなリハのこと)
午後1時半:ドレスリハーサルその2
↑この時点で既にショスタコービッチのシンフォニー5番のお陰でくたくた
午後3時:全く別のプログラム、ピアノ協奏曲の練習(兼本番)&レセプション
その後余りのしんどさに楽屋で20分昼寝(笑)
午後5時:夜の「マエストロ’s ディナー」の会場に移動
↑うちのマエストロJarviを囲む会みたいなもので、
NJシンフォニーに膨大な寄付を寄せてくれた人達とマエストロの前で
うちのコンマス達(!)と弦楽四重奏を弾く
午後6時:その練習
午後7時:その本番
↑この時点でもう死亡状態(いや本当に)
その後9時半まで、私の超苦手な社交的会話とディナーを頑張りました・・・帰宅11時。
でもコンマスと弾けたカルテットは楽しかったです。
彼なんか朝8時半からミーティングもあったというのに、さすがの集中力でした。
上手な人と弾く室内楽は、さくっとリハしてさくっと本番も弾けるので、正直とっても楽チン。
久しぶりにカルテットをエンジョイしました。
今度の金曜のコンサートもとっても楽しみです。
お琴の久保さんは着物を着る予定だし、こちらも楽しみです。お客さん、来るかなー?
またもや前回から日にちが大分経ってしまいました・・・
これは去年の12月に話題になっていたので、知っている方も沢山いらっしゃるとは思いますが・・・。
トヨタが開発したヴァイオリンを弾くロボットです!
詳しい記事と動画はこちらでどうぞ(是非動画を見てください!笑えます)。
この記事を発見して送ってくれた同僚のコメントは「とうとう私達も廃業ね・・・」
それにしても、フォームはそんなに悪くないのに(ビブラートまでかかっているし 笑)
もうちょっとマシな音は出せないのでしょうか?
ロボットさん、腕と手首の力をもっと抜かないと好い音は出ませんよ〜。
それと、全身からリラックスして息をお腹から吸わなくちゃ!
・・・ってレッスンしてあげたら直ったりするのかな?
先週はNJSOでワーグナーのオペラ「指輪」からいくつか弾きましたが、これらは有名なパートで歌もなかったので
楽勝でした(ホント?)。
今、別のワーグナーのオペラのとある箇所をCDを聞いて探さなくてはならなくて、
楽譜は手元にあるのですが、これがまた第2ヴァイオリンなのでどうしても見つからない!
ワーグナーなのでどこを聞いても全部同じに聞こえるし(笑)、CDの1トラックも20分近くあったりするので、
たった8段の楽譜のメロディーを探すのに、既に3日かかっています・・・(あー時間が無駄)
ワーグナーの第2ヴァイオリンって、第1と全く違うメロディーだったりするし、
歌や金管を大きめに、内声部の楽器群を控えめにCD編集されたりすると、全く聞こえなかったり・・・
うぅ、どこにあるんだろう、このパートは・・・
天国のワーグナーさんに電話して聞きたい!
またもや更新が怠ってしまいました。
大したことはしていなかったのですが、5月23日のコンサートチラシを作ったり、タックスリターン(確定申告)の為にレシートの山と格闘していたり、調子の悪いプリンターに更に八つ当たり(?!)したりしていました。
(そして結局プリンターは壊れたまま・・・)
話は変わってうちのオケ、色々な規則があります。
ドレスコードは結構厳しく、黒ストッキングはシアー(薄め)の物で、靴もドレッシーな物(ブーツなど論外)、肝心の着るものはノースリーブでも何でも良いが、綿が混じっている物やカジュアルなスタイルは不可。
香水や香り付きのクリーム等も不可。
朝眠い時や気合を入れたい時に柑橘系のボディクリームを塗ると、集中できるので本当は好きなのですが、
できないのでいつも眠たいままです・・・
また、携帯電話がもし練習中などになったら25ドルの罰金。
ステージが暗い時(要するにステージの準備をしている時)にステージに入ると100ドルの罰金。
これは保険の関係もあるのですが。
他にも沢山あるのですが、笑えるのはこれ。
ステージ上での会話は音楽関係のみ。本番中は会話一切禁止。
・・・となっていてもお喋りが止められない私達です。
昨年の暮れに、こんな本(というか楽譜)を買いました。
その名も
"No Time to Practice"
初めタイトルを見た時に「あぁ、どうやって短時間で練習するかのHow to本かぁ」と思って注文したのですが
実際に開いてみると、「毎日30分でヴァイオリン奏法に必要な超高度なテクニックをこの本1冊で全て練習する」だったんです。
カール・フレッシュ等のベーシックとは全く異なる超絶技巧のかたまりの様な本で、プロの私でも大変!
「よし、全部いっぺんにやるのは無理だから、毎日数ページずつやろう!」と新年の抱負よろしく始めてみました。
しかし・・・
皆さんのご想像通り、1週間で断念(笑)!
なぜなら腱鞘炎になりそうだったから(涙)・・・
30分で終わるはずのテクニック本、このままでは1年かかりそうです。
そんな本に逆に興味が湧いてしまった!という貴方には
こちらから購入できます。
(買われた方、是非感想を聞かせてください〜)
いやいや、日本はそんなに暑くありませんでしたが、すごい湿気でしたね〜。
よくあの環境で毎日楽器を弾いてたなぁと思ってしまいました。
梅雨あり台風あり地震ありで、日本を満喫?してきました。
一昨日戻って来て、昨日はオケの練習+本番でした。
今回荷物の総重量が私の体重の3分の2はあったので、見事に全身筋肉痛になりました。
腕が痛すぎて、弓が持てない位酷かったです。
しかもそんな時に限ってコンマスのすぐ後ろで、しかも何曲かソロまであり(泣)
緊張してないのに弓が震えて大変でした・・・。
土曜はアメリカンアイドルで2位だったClay AikenがNJSOにやって来ます。
みんなで「可愛いよね〜」と非常に楽しみにしております(笑)。
あ、日本でこんな本を見つけました(買いませんでしたけど)。
良くあるタイプの本?
・・・モーツァルト小さい頃からいつも弾いてますけど、免疫力高まってませんし、病気にもなるんですが(爆)?
めでたく私の8週間の試用期間が無事終わった(パスしましたー)この週末に、
NJSOはゴシップで世間に叩かれておりました・・・。
NJ Star-LedgerやNY Timesにも記事が載ったのでご存知の方も多いと思いますが、
NJSOが所有していた30台の貴重な弦楽器を手放すことになってしまいました。
ストラディバリウスやガルネリなどの美しいヴァイオリン・ヴィオラ・チェロです。
数年前に楽器のディーラーから購入した際、この楽器の中から数台ニセモノが入っていたことが発覚。
ディーラーは勿論刑務所に入れられましたが、この時の大スキャンダルでその後のチケット売り上げも寄付金も大幅にダウンしました。今は徐々に売り上げは上がってきているそうです。
普通のオケは大体チケット売り上げと寄付金の半々で財政を保っています。
NJ州は全米で最もリッチな州なのですが、ArtのメッカNY州が隣にあるため、中々寄付金がNJに集まらないという状況下にあるそうです。
NJ Star-Ledgerの書き方が余りにも酷かったので私自身も落ち込みましたが、ひとつだけ言える事は
私達NJSOは悪くない、そして勿論倒産なんぞするのではないということです(←何故かこの勘違いが多い)。
現在楽器は国際的に売りに出していますが、買い取って私達プレーヤーに貸してくれる人(団体)を探しています。勿論楽器もまだ私達の手によって弾かれています。
財政云々はオフィスのスタッフ達に任せるとして、私達プレーヤーの約半数がニューヨーカー。
辛い時にこそタフなニューヨーカー。負けずに頑張ります。
コンサートにも是非お越し下さい。今ならまだコンマスEricの約3.4ミリオンダラーの音色が聞けますよ。
(まぁ彼の場合、自分の楽器でも相当高価なんですけどね)
ボストン交響楽団が、来シーズンから2人のアシスタント・コンダクターを採用すると発表がありました。
Julian Kuerti というカナダ人と、 Shi-Yeon Sung という韓国人です。
詳しい記事や写真はこちら(英語)
それ自体は別に驚くようなことではないのですが、後者は何と女性。しかもアジア人です。
昔から保守的なことで有名なボストンだったので、個人的にかなりびっくりしました。
(まぁウィーンやベルリン程ではないのは確かですが・・・)
NYフィルの副指揮者も2年前からXian Zhangという素晴らしい中国人の女性なのですが、密かにボストンにも影響を与えたのでしょうか。
楽器のプレーヤーには今でこそ沢山の女性が活躍していますが、指揮者はまだまだ男性優位の世界。
同じアジア人女性として、是非とも頑張って欲しいと思います。
今週のNJSOはお休みです。翌週はあのベト7です・・・ふぅ。
いつもは自分がレッスンをする側ですが、今日は久し振りに自分がレッスンを受けてきました。
朝早くでしたが、素晴らしいレッスンでした。
レッスンというのは本当にマジックのようで、何故か先生の前では自分が思いもよらないような事ができてしまったりします。
また、自分が練習してきたものと全く違うアイディアをもらえたりもします。
ここで柔軟性がないと「全然違うことを言われた、本番まであと数日で直せない、どうしよう〜」となってしまいますが、本来レッスンとは変わるためもの。
なので私にとってレッスンは自分が「否定されて悲しい」ものではなく、「変われて楽しい」ものです。
そしてそのマジックのように変われた自分を忘れない為に、レッスンが終わったその直後に練習する、というのが大変重要なんですよね。「翌日に復習」では脳も体も完全に忘れています。
「体が覚える」と言う点ではスポーツと良く似ていると思います。
「1日練習を怠ると取り戻すのに3日かかる」も同様です。小さい頃良く母に言われたものです。
・・・しかし、小さい年齢の生徒さんにそのことを理解させるのは本当に難しい。
レッスンで前回の復習をしているようじゃ遅すぎるのじゃ〜!と怒れない弱気な教師(私)でした・・・。
今日は長ーい独り言です。
私が苦手なもの、それは「人と競う事(competition)」。
コンクールやオーディションが昔も今も大嫌いな私。
東京芸大に合格した時、「あぁこれで一生もう競わなくて済む〜」とホッとしたものでした。
まさかその後、更なる試練が待ち構えようとは思いもせず・・・。
ジュリアードの入試もまぁ大変といえば大変でしたが、「この子は勉強すれば伸びるか否か」を見るものなので、やはり多少のミスは許されると言うもの。まぁ所詮は学生のレベルなので。
それ以上に大変なのが、「明日からでもすぐに弾けるかどうか」を見るプロのオーケストラのオーディション。
勿論オケによって大きさやレベルが千差万別なので、一概にこうだ!とは言い切れないのですが、
やはりBig5や有名オペラのオケのオーディションは物凄くハイレベル。
1つや2つのポジションの為に200や300、はたまた400ものレジュメが世界中から集まるなんていう倍率の高さは他国に余り類を見ないと思います(実際にライブオーディションに招待されるのは半数以下ですが)。
幾つもの国際コンクールで上位入賞したViolinist や日本で結構名の通ったViolinistにオーディションで会ったことも多々あります。
そこで面白いのが、そういう人達がいつもWinするわけではない、ということ。
そして学生最後の年に余り考えず「何となく」受けて、ポーンとWinしてしまう人が稀にいること。
そして、既に素晴らしい職を持っている人なのに、もっとやりがいのある所で弾きたい!と受けに来る、私より年上の人達が沢山いる、ということ。
以前Metのメンバーなのにシカゴを受けに行っていた人がいたんですが、止めて欲しかった!
(日本のオケって何故35歳っていう年齢制限があるんでしょうね?経験を積んで一番上手なのはそれからなのに・・・)
自分のオーディションの数分前に、こんな人達の演奏を壁越しに聞いてしまうと、昔は「もぅダメだ〜帰りたい〜」と口から心臓が出そうな位緊張したものでした。
しかし、慣れてくるとそれが「他人との競争」なのではなく、「自分自身との戦い」なのに気付き、いつしか心臓に毛が生えてきていた自分がいました。
それにFinal Round以外はスクリーン越しの審査なので、審査する側は音しか分からないわけですし。
特にここ10年位のアメリカのオケのオーディションは厳しくなってきていると聞いています。弦楽器に関して言えば、西海岸よりも東海岸の方が少し厳しめな感じがします。管楽器は常にどこでも厳しいですよね。
少し大きめのオケになるとオケスタ(excerpts)最低10曲以上、ロマン派とモーツァルトの協奏曲やバッハが課題にあったりするので、準備はとても大変です。ひどくなると、室内楽まであったりとか、Don Juan全部とかブラームスの交響曲全楽章(カットなし)とか(←そんなにやってられっかい!怒)。
でも普段の練習での完成度を150%にしておかないと、本番で100%の力は出ないのです。
何せみんなファイナルでは本当にびっくりする位に仕上げてくるので、数個のミスはもう命取り。
完成度95%、いえ98%でも足りないのです。
・・・といっても上手に弾けた人がいつも合格するわけでもないんです。
それがAudition is a Mystery と言われる所以でもあり。はぁ〜
本番のプレッシャーに弱い!というアナタにはこのDr. Don Greeneの本が助けになるかも?
今でもこのDr.の本、活用中です。